睡眠はなぜ重要?

寝姿1 知って得する最新情報

生物は生きていくうえで眠らずに活動し続けることはできません。また、人は人生の3分の1を眠って過ごします。寝ている間に体や脳の疲れを癒し、その日の記憶の整理などが脳内で行われたりもします。

そんな重要な「睡眠」の知って得する最新情報を幅広く解説していきます。

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そもそそ睡眠とは?

人を含む、動物は皆、「睡眠」をとります。睡眠は脳や肉体の疲労を回復させるために行われると考えられており、また、睡眠中は記憶の整理なども行われます。
断眠は生物にとって、とても重要で、ある実験では意図的に2週間ほど眠らせずにいたネズミが死亡したという例も報告されているほどです。

日本人の平均睡眠時間

日本の成人の平均睡眠時間

日本の成人の平均睡眠時間は6時間~8時間の人がおよそ6割を占め、これが標準的な睡眠時間と考えられます。

夜間の睡眠時間は10歳代前半までは8時間以上、25歳で7時間、45歳で6.5時間、65歳になると6時間といった具合に、20年ごとに30分の割合で減少していくことが分かっています。

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」

人は毎日ほぼ同じ時刻に眠り、同じ時刻に目が覚めます。
睡眠にはサイクルがあり、脳の中の情報整理をする状態で眠りの浅い「レム睡眠」、大脳を休める状態で眠りが深い「ノンレム睡眠」、この2つの状態を約90分周期で繰り返します。
(人が夢を見るのは「レム睡眠」時と言われています)
この繰り返しの中でだんたんと疲れが取れていき、「ノンレム睡眠」状態の深さが浅くなっていき、朝の目覚めに近づいていく仕組みです。

レム睡眠とノンレム睡眠のサイクル例1

レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の繰り返しは、基本的には約90分周期と考えられていますが、人によっては80分周期の人もいれば、110分周期の人もおり、個人差があることが分かっています。
また、同じ人でも、環境や体調、季節によっても変化することもあります。

良い目覚めのタイミングを考える際、眠りの浅い「レム睡眠」時を狙って90分周期での起床時間を考えたくなると思いますが、100%の確率で90分ごとのタイミングにはならないため、無理にタイミングにとらわれて睡眠時間を調整するのは賢明ではありません。あくまで目安として考え、就寝時間を基準に、大体の起床時間を考えて眠ることで良い目覚めを目指すことが出来ると思います。

レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の繰り返しの中でだんだんと眠りが浅くなることから、「寝だめ」のように沢山眠りをとり、「睡眠」を「ためる」ということはできません

レム睡眠とノンレム睡眠のサイクル例2


睡眠時間を無理に長くしても、その延長分では常に眠りが浅い状態を漂うだけで、体や脳を癒す効果は望めません。

睡眠という行為はそれをすることがあまりにも当たり前になっているために、その重要性を軽視してしまうことも、時にはあるかと思います。
どうしても済ませなければいけない仕事があって徹夜をし、睡眠時間を削ることなどは現代人にはよくあることです。

睡眠時間の統計データ

日本人の15歳以上の平均睡眠時間の推移は下記「図4」のとおりです。

日本人の15歳以上の平均睡眠時間の推移

この推移を見て分かるように、近年になるにつれて無業者の睡眠時間はそれほど変化がありませんが、有業者の睡眠時間が下降傾向にあることが分かります。

男女別の睡眠時間の推移

「図5」では男女別の睡眠時間の推移を表しています。全体的な下降傾向と女性の睡眠時間の少なさが目立つ結果となっています。

睡眠不足や睡眠障害による休養不足の状態が続けば、人の心と体に悪影響をもたらします。このような状態では日中の眠気や注意力の低下の症状などが現れ、結果的に仕事や日常の作業での人為的ミスの危険性を増大させてしまいます。

ただし、人により必要な睡眠時間に差はあります。日本人の睡眠時間は平均して7時間ですが、5時間の睡眠で間に合う人もいれば、9時間眠らないと寝足りない人など様々です。健康状態や年齢でもその違いがあらわれますので、大事なのは日中に悪い症状が現れない状態になれる睡眠時間を確保することです。

また、睡眠は休養に必須であるだけではなく、記憶や学習内容の脳内での整理、免疫機能の増強など、さまざまな身体機能に関連しています。
健やかな睡眠を保つことは健康な生活を送るための基本ですので、ちょっとした問題と油断せず、自分にあった睡眠時間を確保できるよう日ごろから心がけましょう。

睡眠に関するまとめ

  • 毎日、決まった時間に就寝し、起床するように心がける。
  • 「最良の目覚めの日」があった場合、その時の就寝時間と起床時間から睡眠時間を計算し記憶しておく。それが、自分にあった睡眠時間である可能性が高い。
  • 起床時間の目安は布団に入る時間から「寝付くまでの時間(分)」+「90の倍数(分)」で考え、起きなければいけない時間の直前の時間を基準として考え、レム睡眠(眠りが浅い状態)の周期での起床を目指す。
  • 就寝時間や起床時間が毎日不定期。
  • ノンレム睡眠(眠りが深い状態)で目覚める時間に起床時間を設定してしまうこと。
  • 日ごろの寝たり無さを「寝だめ」行為で不足分を取り返そうとすること。

—参考元—

厚生労働省,健やかな睡眠と休養
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart-summaries/k-01

厚生労働省,健康づくりのための睡眠指針 2014
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000047221.pdf

厚生労働省,平成26年版厚生労働白書 ~健康・予防元年~
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/14/backdata/index.html

厚生労働省,平成 28 年社会生活基本調査
https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/pdf/gaiyou2.pdf